プログラミングをしなくてもホームページやブログが制作できるツールとして有名な「WordPress」
テーマ(デザインテンプレート)には無料・有料どちらも無数にありますが、今回は有料テーマ「Katawara」を実際に使ってみた感想をご紹介します。
主にスマホ閲覧を想定しているホームページの場合、テーマ「Katawara」は買い切り型の有料テーマとしてとってもおすすめです!
この記事はPR広告を含みます
WordPressテーマ「Katawara」とは
WordPressを使用する際、必ず設定しなければならないのが、テーマ(デザインテンプレートのような物)です。
テーマ「Katawara」は買い切り型の有料テーマとなります。
公式サイトからテーマを購入した上で、zipファイルをWordPress上にアップロードして使用します。
開発元社名 | 株式会社ベクトル https://www.vektor-inc.co.jp/ |
開発元所在地 | 愛知県名古屋市/あま市 |
開発元設立 | 2010年9月 |
テーマ公式サイト | https://www.vektor-inc.co.jp/service/wordpress-theme/katawara/ |
有料版料金 | 11,000円 参照元:https://vws.vektor-inc.co.jp/product/katawara |
有料版内容 | ・有料テーマ「Katawara」 ・プラグイン「VK Blocks Pro」 ・フォーラム質問投稿権限(無期限) |
テーマ「Katawara」はメインメニューが左に固定されているのが特徴のテーマです。
スマホ閲覧時には一般的なハンバーガーメニューとなるので、私自身もお客様のホームページを制作する際に、主に一般人がスマホで閲覧することが想定される場合には、テーマ「Katawara」をおすすめしてご紹介しています。
テーマ「Katawara」制作事例【1】
テーマ「Katawara」制作事例【2】
Katawaraおすすめポイント
テーマ開発元の株式会社ベクトルは、WordPressテーマ「Lightning」を開発している企業です。
テーマ「Lightning」の方が知名度は高いですが、テーマ「Katawara」にも良い所は沢山あるため、ホームページ制作希望者の事業内容によっては私は「Katawara」をおすすめしています。
ブロック拡張プラグイン「VK Blocks Pro」が付属
テーマ「Katawara」を購入すると、ブロック拡張プラグイン「VK Blocks Pro」が付属していて、一緒にインストールすることができます。
プラグイン「VK Blocks Pro」には事業用ホームページに必要なデザインのブロックが揃っています。
タブレット・スマホに適したレスポンシブデザイン
テーマ「Katawara」の特徴は、メインメニューが左に固定されているところです。
この特徴的なレイアウトで、使用を躊躇う人もいるかと思います。
ですが、タブレットなど横幅の狭い端末で閲覧すると、メインメニューが上に表示されるオーソドックスなレイアウトになります。
スマホで閲覧する場合には、よくあるハンバーガーメニューとなるので、他のサイトと変わりないごく一般的なレイアウトになります。
今時はインターネットの閲覧にはスマホを使うことが圧倒的に多いです。一般人を相手とした事業用のホームページを作成する場合には、「パソコンで閲覧した時にメニューが左に固定される」という特徴を特別に意識する必要はなくなります。
テーマ「Lightning」有料機能と同等の機能が備わっている
同じ開発元のテーマでは「Lightning」の方が知名度が高いですが、テーマ「Katawara」はLightningの有料機能と同等の機能が備わっています。
使用感もテーマ「Lightning」とほぼ同じで、
WordPress管理画面 -> 外観 -> カスタマイズ
から各種設定可能です。
国産テーマでサポートが充実している
WordPressは米国・英国のエンジニアによって開発された、世界で最も人気のあるコンテンツ管理システムです。元々日本で開発されたシステムではないので、テーマやプラグインも海外のエンジニアによって開発された物が多いです。
設定ページなどは日本語に翻訳された物もありますが、テーマやプラグインへのサポートは日本語以外の言語となります。
そんな中、テーマ「Katawara」は日本の愛知県の会社が開発した国産テーマとなります。
公式フォーラムも日本語でやり取りされますし、有料機能の購入でフォーラムで質問する権利も得られるなど、日本人にとってサポートが充実しています。
完全買い切り型のテーマで追加費用不要
同じ開発元のテーマ「Lightning」の有料機能の場合、有料ライセンスとして有効期限があります。サポートを受け続けたい場合、1年のライセンスであれば毎年ライセンス料を支払う必要があります。
その点、テーマ「Katawara」は完全買い切り型のテーマで、追加費用は必要ありません。
テーマ「Lightning」の有料機能と同等の機能を備えながらも、追加費用なくサポートを受け続けることができ、フォーラムでの質問も無期限に可能です。
しかも一度テーマを購入すれば、複数のサイトでの利用が許可されていて、とてもお得なテーマとなります。
Katawaraのデメリット
使いやすく便利な機能が揃っている上にお得なテーマ「Katawara」ですが、テーマの特徴がデメリットとして感じられる場面もあります。
PCメインメニューは「左側」のみ
テーマ「Katawara」の特徴は、パソコンで閲覧した時に、メインメニューが左に固定されているところ。
特徴的なレイアウトなので、事業用のホームページとして「オーソドックスなレイアウトでカッチリとしたサイトが欲しい」場合には、適していないと言えます。
特にBtoBで企業間取引をするような事業の場合、仕事中にパソコンから閲覧することが想定されます。その場合は、左固定のメニューはデメリットと感じることもあります。
完全1カラムのLPには適さない
特定の商品を紹介する時などに使用するランディングページ(LP)を作る場合、テーマ「Lightning」であれば、ヘッダーやフッターなどの不要な領域を固定ページの編集画面から非表示に設定することが可能です。
テーマ「Katawara」には、この機能は存在しません。
Katawaraを設定したWordPressでLPを制作したい場合には、CSSで上手く調整して自力で左メニューを非表示にする必要があります。
テーマ「Lightning」に今後追加される便利機能の反映は期待できない
テーマ「Katawara」は、テーマ「Lightning」有料機能と同等の機能が存在する、と紹介しましたが、それは「Katawara」が開発された時点までの機能です。
テーマ「Katawara」は、公式から「大幅な機能変更・追加はしない」と名言されています。
テーマ「Lightning」はWordPress本体のバージョンアップも踏まえながら順次機能追加がされていますが、テーマ「Katawara」にはそれは期待できません。
とはいっても、WordPress本体のバージョンアップに伴う保守は継続されているので、機能が減ってしまうことは基本的にないと考えられます。
まとめ:テーマ「Katawara」はスマホ閲覧に最適な買い切り型の有料テーマ
テーマ「Katawara」はパソコンで閲覧する時にメインメニューが左に固定される特徴的なテーマですが、今時はスマホでネット閲覧することが殆どです。BtoB取引を想定する事業ではデメリットに感じますが、一般人を相手とする事業であれば、特別に意識する必要はありません。
同じ開発元のテーマでは「Lightning」の方が知名度が高いですが、テーマ「Katawara」はそれと同等の機能を備えていてとても便利で使いやすいテーマです。
購入費用約1万円の買い切り型で、便利な機能が揃っていて、フォーラムでのサポート(質問する権利)が無期限で受けられる。
主にスマホ閲覧を想定する事業用のホームページには、とてもおすすめできるテーマです。