「起業をする!」と決めた時に、最初に頭を悩ませるのは、屋号や会社名かと思います。
起業の門出で最初に掲げ、その後もずっと付き合っていく看板です。こだわって付けたいですよね。
オシャレな名前、格好良い名前、自分の事業への想いを込めた名前……
ある時ふっと、これだ!って思う素敵な名前が思いつくかもしれませんが、ちょっと待ってください。
その名前、ちゃんと集客に向いている名前ですか?
今の時代、起業すれば、ホームページやブログを持って集客する人が多いです。
その時に「検索に出やすい名前」の方が、集客する上で圧倒的に有利です。
この記事では、SEO対策を踏まえた屋号・会社名の名付けポイントをお伝えします。
SEO対策とは
SEO対策(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Google検索でホームページやブログなどのWEBサイトが、検索の上位に表示されるための対策です。
「普段はYahoo!で検索してるんだけど?」
という人もいるかと思いますが、Yahoo!も検索のプログラムはGoogleの技術を利用しています。
なので、Google検索の対策をしておけば、Yahoo!検索の対策もできていることになります。
スマートフォンが普及した現代では、お客様は何かあればまずスマホで検索をしますよね。
検索した時に、なるべく最初の方にWEBサイトが表示されれば、集客で有利になるので、そのための対策がSEO対策です。
SEO対策を踏まえた屋号・会社名の名付けポイント
①ありがちな名前にしない
例えば、屋号を「”カプチーノ” にしよう!」と思ったとします。
まずは試しに「カプチーノ」で検索してください。
検索結果は、お茶のカプチーノの解説ページが殆どであることに気付きます。
Googleは「一般的なカプチーノについて調べたい人が検索している」と考えて、検索結果を表示している、ということです。
一般名称そのままの名前にするのは避けましょう。
②競合と被らない
事業をする上では一番大切ですね。
競合と被った名前にしてしまうと、自分のWEBページを探してくれているお客様が、競合相手のページに行ってしまう可能性があります。
また、あまりに有名すぎる名前と被ってしまうのも、検索でとても不利になります。
「ステラ」と検索すると殆どが某車の車種ですし、「ワンピース」と検索すると殆どが某漫画になります。
これも、実際に検索をして、確認してみましょう。
特に、以下の点に注意してください。
同じ名前が存在しないことがベストですが、最低限、同じ地域や業種で名前が被らないようにしましょう。
地域や業種が違えば、キャッチコピーやサイト名の工夫次第で、SEO対策は可能です。
③屋号・会社名やキャッチフレーズにキーワードを含める
業種や地域名等、お客様が検索する時のキーワードが屋号・会社名に入っていると、検索で有利になります。
業種だと例えば
「喫茶さいか」「ヨガスタジオ彩華」「さいか学習塾」
となっていると、検索で表示された時に何のサイトか分かりやすくなります。
地域名と組み合わせて
「名古屋の学習塾さいか」
とすると、名古屋市の学習塾を探している人が「名古屋 学習塾」と検索した時に、表示される可能性が高くなります。
自分の事業のキーワードを意識して名前を付けましょう。
既に屋号・会社名を付けている方の対策
ここまで「屋号・会社名の名付けポイント」をお伝えしましたが、事業を始める時に、SEO対策まで意識している人は多くないでしょう。
「既に屋号を付けてしまった!」という方もいると思います。
そんな方は、以下のことを検討してみてください。
①キャッチフレーズにキーワードを含める
名付けポイントでもお伝えしたように、キャッチフレーズにキーワードを入れてみましょう。
そのキャッチフレーズを含めて、ホームページやブログの名前にすれば、SEO対策になります。
②提供サービスの名称を競合と被らないように名付ける
既に屋号・会社名が他と被ってしまった方は、他と被らないオリジナルなサービス名を検討してみましょう。
サービス名を覚えてあなたを探しているお客様が、検索であなたを見つけやすくなります。
まとめ
集客(SEO対策)に強い屋号・会社名の名付け方をまとめると、以下の通りです。
ポイントは色々ありますが、事業の名前を思いついたら
まずは実際に検索してみてください!
検索で表示された一覧に、自分のホームページやブログが表示されても、違和感がないような検索結果でしたか?
個人で事業を始める方は、目標・目的を持って、想いを込めて屋号・会社名を名付けるかと思います。是非素敵で効果的な名前で、起業人生をスタートさせてください。